Fish Food Times

平成18年11月号




沖サワラ平造り




正式にはカマスサワラと言うらしいが、一般的には沖サワラの方が通りが良い。

英名はWahoo(ワフー)、Yahoo(ヤフー)ではない。

カジキマグロやシイラと同様にゲームフィッシングの対象魚種であるが、その中でもこの沖サワラが、味は一番良いとの評価がある。



これが沖サワラ(ワフー)の姿である。


大きさ1メートルは当たり前で、2メートル近くにもなる。

重さも4〜5kgは軽い方。



三枚におろして、半身は刺身と切身用どちらにもなるブロックにする。




残りの半身の皮をすくと、こういう少し赤みがかった白身が現れる。



そして、冊取りにすると半身でこれだけの刺身ネタが準備できる。


これを平造りにしてみると、長めの節1本でこれだけの量が出来上がる。





実はこの仕入価格は何と190円/kgなのだ。

10kgの元重量が4kgしか残らないとしても、半身で2kgくらいは刺身用ネタが残るはずで、

180切れはとれるとして、写真のように10切れ盛りで53円ほどにしかならない。

仮に仕入れ値が、2倍の380円/kgだったとしても、単純計算では1パック106円ほどにしかならないのである。



売価はいくらにするのか・・・、

こんなに儲けの計算がワクワクするほど面白い魚はそれほどあるものではない。

高い養殖魚や冷凍魚ばかりに頼るのではなく、もっと足もとに目を向けてみれば、

こんな「妙味のある魚」が転がっているではないか・・・。

そこに気づいてほしいものだ。