Fish Food Times

平成18年 9月号




戻りカツオのゴールデンコンビ

タタキ&銀皮造り



丸々と太って皮下脂肪タップリの戻りカツオが美味しい季節、そのタタキ(雄節)と銀皮造り(雌節)の組み合わせ。

タタキも良いけど、銀皮造りも捨て置けない。

いっそ、両方を同時に楽しんでしまおう。という目的の、ゴールデンコンビ。



この日4kg強の大きさの仕入が400円/kg。

写真の商品は売価480円として、資材費込みで値入れ率は48.2%。

このボリュームで、この売価、この値入れ率は魅力。



ツマは大根のけんと共にオニオンスライスも敷いている。

トッピングには刻みネギだけではなく、刻み生姜を加えているのが味噌。

これはあの薬臭い添付用小袋入りオロシ生姜とは全く別の代物で、やはり、カツオにはこれでないといけない。



養殖魚や解凍魚が軒並み値上がりしている現在。

このような仕入価格で、こんなに美味しくて魅力的な商品を造ることが可能ならば、どうして高い養殖魚をズルズルと節操もなく使い続ける必要があるのか。


戻りカツオタタキ入り

旬鮮刺身コスパ盛り




上記写真の中身は

戻りカツオタタキ、天然ワラサ、剣先イカ(ヤリイカ)、天然鯛

原料原価だけなら4種200円で済む。

先月号の続きではないが、「旬鮮刺身コスパ盛り」は、戻りカツオの活用によっておおいに本領発揮できるのである。