ウスバハギの刺身
(ウチワハゲ薄造り)
白ハゲとか、沖ハゲ、ウチワハゲとも呼ばれているが、皮ハギの本命「本皮ハギ」や「ウマヅラハギ」とは別物。
刺身にしての見た目や食感はヒラメやカレイと似た感じ。
仕入価格は活き物でもヒラメよりぐっと割安なので、量感のあるヒラメ風刺身を造ることができる。
皮ハギ特有の大きな肝は、ボイルして裏ごしをし、肝あえに使うと美味しい。
またこの季節は鍋物にも最適。
ウスバハギの刺身(2)
(肝入り)
元の姿はコレ。
皮ハギの種類の中でもサイズは比較的大きく、50〜60にcmもなる。
この魚の特徴は、頭上のトゲとそこから少し後ろにある、背中の「硬い石コロのような丸い骨」
丸い石コロのようなこの非常に硬い骨はまともに切りつけたら下手すると包丁が刃こぼれする。
さばく時のポイントはこの骨を避けながら包丁を進めること。
また、皮ハギ類に共通する骨として「腹びれが退化した骨」と言われる長い腹の骨があるが、この骨も同様に硬い。
色々と特徴のある魚だが、その味はとても美味な推奨品。