Fish Food Times
平成17年 9月号
夏も終わりに近づき、秋が近づくと車海老も美味しくなる。
陸上の熊と同じように、12月頃には砂泥地で冬眠に入る車海老は、春の産卵に備えて秋口から盛んに餌をとり始め栄養を貯めこむ。
だから車海老が一番美味しく食べられる時期というのを、季節として見てみると9月から11月頃が旬と言える。
「活き」を刺身で食べてこそ価値がある。
車海老刺身(三尾盛り)
天然の車海老はちょうど9月頃に年間の中で一番の盛漁期を迎えている。
国内漁獲高は4,000tから5,000t前後で、天然物と養殖物は丁度半々。
車海老は大きさによって呼び名が変わり、40g以上をクルマ、20〜40gをマキ、20g以下をサイマキと呼ぶ。
車海老刺身(五尾盛り)